オーストラリアでワーホリ中のHaru❀´-です!
初めに住んでいた街ブリスベンから離れ、セカンドビザを取るため
コフスハーバーという小さな街で約4ヶ月間ファームジョブをしていました。
この記事では約4ヶ月のファームジョブを終えた私がリアルな体験をもとに
ファームジョブの見つけ方、仕事内容やセカンドビザを取れた経緯など
リアルなファームジョブの実態を記録しています。
これからファームに行こうとしている方、現在ファームジョブを探している方は必見です!
さらに詳しく
実際のファームライフを動画にもしているので是非参考にしてみてください^^
ファームジョブの探し方
まずはファーム先の探し方ですが、探す方法は実はたくさんあります。

仕事を探す手段はたくさんあるのですが、
オーストラリアの人は返信がマメでなかったり、1〜2ヶ月経ってから返信が来たり
なんてこともザラにあるため
なかなか仕事が見つかりにくいのが実態です。
私がファームを見つけたのはFacebookの投稿でした。
ワーホリ関連、バックパッカー系、ファームジョブ系のグループに入っておくと
求人の投稿を見つけやすいのでオススメです◎
- 地域名+farm job
- backpacker job
- working holiday job
などと検索すると関連のグループが出てきます。
ただFacebookは詐欺やスパムなど悪質な仕事を紹介してくる人も多いので
きちんとしている会社なのか見分ける注意力は必要です!
働き始める前にできるだけ以下のことは確認しておきましょう◎
- ファームの名前、場所
- セカンドビザが取得できるか
- アコモデーションの詳細(家賃、ボンド、場所)
- いつから働き始められるのか
- いつまで働けるか(作物の状態など)
日系求人サイト
オーストラリアでワーホリをしている日本人であれば利用している人が多いであろう
日系情報サイトでも、多くはないですがファームの求人を探すことができます。
ただこちらもあくまで個人的な感想ですが、
たまに悪質と言われているアジア系のコントラクターが紹介しているファームの求人なども
見受けられるため、連絡を取る際はきちんとしている会社なのか確認することが大事になってきます。

手当たり次第連絡を取り対応の仕方や質問をしてネットで調べ
良いと思ったところはキープしていました。
おすすめ求人サイト
私がよく仕事を探していた求人サイトは以下の通りです。
ただ、世界中の人が使っているサイトであるため
1件の求人に何百人、何千人と応募しているのが現状。
どうしてもそこで働きたいのであれば
それなりに手の込んだレジュメやカバーレターを即レスで送ることが重要です。
また、職種経験や車の有無、運転免許の有無も大事になってきます。
最後に紹介しているCOSTAは求人サイトでなく
オーストラリア各地に農場を持つ大手のファーム会社です。
COSTAのファームで働くことができれば、
最低賃金以上、適切な労働環境で働くことができ、
セカンドビザは確実に取得できると言われています。
ただ志願者が多いためアプライしてから通常2-3ヶ月ウェイティング期間があるとのこと。
また最低賃金をもらえる代わりに
スピードや効率良く働くことができないとすぐクビになると経験者が言っていました。
知り合いづてに紹介してもらう
悪徳ファームに捕まらず、優良ファームを見つける一番良い方法は
知り合いの紹介だと思います。
ただ、オーストラリアに着いてすぐ知り合いもいないという人が多いと思いますし
なかなか知り合いづてって簡単にいくものではありませんよね。
ファームの情報を収集するために、まずは
手当たり次第見つけたファームに飛び込んで友達を作り、そこで情報を収集する
というのも一つの策だとは思います。(少しリスキーですが)
実際私もファームのアコモデーションに住んでいた台湾人やタイ人から
色々な情報を聞いたりしていたので、各国のコミュニティから情報を得るのはアリだと思います。

グループやコミュニティが多いらしく、
情報の共有と助け合いが日本より活発だなという感覚でした。
直接レジュメを配る
これは私は未経験なのですが、
優良ファームの情報を知っているのであれば、
もしくは近くに気になるファームを見つけたのであれば
直接自分の足でレジュメを渡しに行くという手段もアリだと思います。
実際にオーストラリアでは職探しで直接レジュメを配ることは普通なので
直接足を運んで、仕事を貰えるきっかけになる可能性はあります。
ただファームの方の迷惑とならないよう、
事前にホームページなどで求人していないか確認したり最低限の下調べはしておきましょう。
ファームの種類
私は働いていたファームは
オーストラリアの東部、NSW州にある海辺の街
コフスハーバーにあるベリー系のファームです。
ファームで働くにあたって、
直接ファームに雇ってもらう形と、コントラクターを介して仕事を貰う形が一般的なのですが
私は後者の、コントラクター経由で働いていました。
コントラクターが複数のファームと連絡を取って私たち労働者を派遣している形になるので
1つのファームではなく、複数のファームで働いていました。
私が主にしていた仕事は
- ブラックベリー、ラズベリーのピッキングとパッキング
- ブルーベリーのピッキング
です。
ベリーのピッキングは結構簡単です。
正直ピックの速い人は半袖半ズボン、サンダルでできちゃうくらい
体も汚れないし虫も少ないです。
ただ、葉っぱが生い茂っているので掻き分けたり、
背の高い木だと枝を引っ張らないといけなかったり
クモの巣やミツバチが多いので
ある程度の怪我、日焼け、虫対策は必要です。
私が働いていたファームはとても緩い雰囲気の場所が多かったので
仕事中はみんな音楽をかけたり聴いたり、お喋りしたりしながらピックしていました。
また採れたてのフルーツを食べられるのは嬉しかったです。
特にブラックベリーは日本ではあまり馴染みがありませんが、
少し酸味があり熟していると甘くて美味しいです。
皮膚がん予防などになると聞いて沢山食べたので正直一生分食べた気がします笑
時給制か歩合制か
ファームジョブは最低賃金が貰える時給制の仕事と、
採れたフルーツの量によって給料が支払われる歩合制(ピースレート)があります。
例えば私の働いていたベリーのファームで言うと、
ブラックベリーやラズベリーの場合
まずバケツいっぱいにピッキングしたフルーツを溜めて
いくつかバケツを溜めたらパネットというプラスチックの容器にパッキングをします。
その1パネットあたりいくら、というレートが時期ごとに設定されており
パネットの量で給料が決まります。
ブルーベリーの場合はパッキングの必要がないので
1バケツあたりいくら、というレートで計算されていました。
歩合制のメリットは
- 速い人であれば時給より稼げる
- 効率が良いため仕事が早く終わることが多い
- 競争環境が好きな人であれば仕事の効率が上がる
「ファームで稼げる」というのは、決して楽して稼げるわけではありません。
ピッキングやパッキングのスピードが速い人であれば
簡単に時給を越えられるため短時間で効率良く稼ぐことができます。

一方歩合制のデメリットは
- ピックが遅いと稼げない
- 給料が全て自分のやる気次第で変わる
- 競争環境が嫌いな人は楽しくない
いうまでもなく、歩合制の場合、遅い人は稼げません。
そして本来であれば歩合制でも最低賃金は保証されないといけないのですが
現状オーストラリアのファームでは
歩合制だが最低賃金は保証されていない場所が多いのが実態です。
なのでもしスピードが遅いのであれば、最低賃金以下を下回ってしまいます。
ここからは個人的な体験談なのですが
私は率直に言うとピッキングが向いていませんでした(涙)
フルーツをピックする際の仕分けも下手だったし、スピードも遅い、
唯一並み程度にできたのはパッキングでした。(これは単純作業で好きだった)
また周りの人たちがどれくらい採れたかは一覧にされるので一目でわかるのですが
速い人とは2、3倍と差がつくことがザラにありました。
例えばブルーベリーのピックを2時間して
全力で頑張って私は5バケツ、いつも速い友達で7バケツ、
数年ファームで働いているスーパーバイザーは10バケツと差がついていました。
同じ仕事を同じくらい頑張ってこれだけ差がつくのは
考えても意味がわからなくて
単純に向き、不向きがあるなあと感じました(泣)
以上のことから歩合制は、こんな方にはオススメです。
- ピッキングやパッキングのスピードが速い
- 競争環境が好きで向上心がある
- 時給を越えて稼ぎたい
一方ファームの経験が少なく、ひとつひとつ丁寧に仕事がしたい
また確実にお金を稼ぎたいという方は時給制の仕事を見つけることをオススメします。
リアルなファーム生活の1日
5:00 起床
ファームの朝は早起き。
朝食を取り、着替えて日焼け止めだけ塗ったら準備完了。
(化粧も髪の毛もセットしなくていいのは楽!)
6:00 出発
ファームまで車で小1時間かかるところまで行っていました。
ドライバーさんに毎日car fee 8ドルをコントラ経由で払っていました。
車は会社のを使ったり同じファームで働く友達の車にのせてもらったり。
7:00 仕事開始
朝は太陽がまだ昇っていないので寒く、防寒着必須でした。
シーズン前は時給だったので決められたブロックが終わるまでがその日の仕事でした。
ちなみに時給の時のブラックベリーはピッキングのみ。ひたすらフルーツをバケツに溜めるだけでした。
シーズンになり歩合制になってからは自分でパッキングもするようになりました。
15:00 仕事終了
時給制の時は休憩時間もありで夕方16時ごろまで働いていましたが
歩合制になってからは大体午前中かお昼頃には終わることが多かったです。
ブルーベリーだけは敷地が広く、夕方までかかることが多くありました。
16:00 帰宅、シャワー
ファームの仕事は汚れにくい仕事だったとはいえ
汗をかいたり葉っぱや虫がついたりすることもあったので
仕事から帰宅したらすぐにシャワーを浴びていました。(お昼の12時とかでも笑)
19:00 夕飯
ファーム中はコントラクターが用意してくれたアコモデーションに住んでいました。
日本人、台湾人、香港人、中国人、タイ人が多く
たまにマレーシア人やベトナム人の子もいました。
みんなワーホリで来ているため年齢や価値観の合う人が多く、
そしてとっても優しい人たちに恵まれたお陰で国境を超えた友達が作れたのは
本当にファームジョブをして一番良かったことです!
各国の料理を作りあって一緒にご飯を食べたり、一緒にゲームしたり
お酒を飲んだり、海やドライブして外に遊び行きました。
私が住んでいたコフスハーバーは海の近くだったので歩いて海に行けるのも良かったです。
朝から働いて、午後はのんびり過ごす。
ファームライフはゆるりとしていて人生の夏休みって感じでした笑
23:00 就寝
ファームライフをしていると
早寝早起きし、太陽を浴びて規則正しい生活を送ることができたので
心身ともに健康になりました。これ結構大事です。
セカンドビザをついに取得
約4ヶ月のファームジョブを終え、
ついに念願のセカンドビザを取得しました。
参考までに申請した時点での私の情報(2023年8月)がこちらです。
- Payslip:15枚
- 労働時間:270時間
- 労働日数:78日
セカンドビザを取るにあたって、
労働時間の少ない週や給料が低い($350以下?)Payslipは使えないなどの噂がありましたが
私は週$200のPayslipも正直ありました。
また、これはあくまで実体験で確実と言える保証はありませんが
平日の夜間帯(21時以降?)だとすぐに承認が降りるとの噂も・・・。

まとめ
セカンドビザ、サードビザを取得するため
ファームジョブを探している人は大勢いるので
なかなか仕事が決まるのは難しいのが現状ですが、
ファームジョブをしてみて得られたものはお金やビザ以外にも沢山ありました。
ココがおすすめ
- 自然に囲まれて規則正しい生活を送れた(心身ともにHappy )
- 国境を越えた友達が沢山できた
- 時間に余裕ができたので将来のことや他のことに時間を当てられた
- 海外のファームでの仕事という貴重な経験ができた
始まるまでは不安なことが多いと思いますが
いざ新しい環境に飛び込んでみれば新たな出会いが沢山あると思います!
何か質問等あればお気軽にTwitterのDM等で聞いてください^^