はじめに
ワーキングホリデー制度を利用してオーストラリアに渡航する日本人が最近増えていますよね。
この記事を読んでいるあなたもオーストラリアのワーホリに興味があるのではないでしょうか?
今回はオーストラリアで実際にワーホリ中の私が、オーストラリアワーホリについて知っておくと得をすることベスト10をご紹介します!
実際にワーホリを始める前に知っておきたいリアルな情報を紹介しているのでワーホリに興味がある方は必見です!
- ビザの延長で最大3年滞在できる
- ワーホリビザでも年金の積み立てが可能
- 稼ぎたいならファクトリーで働くのがおすすめ
この記事は約5分で読み終わるので是非最後まで読んでくださいね!
第10位:ビザの延長ができる
最大で3年間滞在が可能
一般的にワーキングホリデービザの場合、滞在できる期間が1年である場合が多いですがオーストラリアでは最長3年間滞在することができます。
最初のワーホリビザの有効期限は1年間ですが、「指定の職種及び地域」で3ヶ月以上就労することでセカンドビザを取得することができ、ビザの期間を1年間延長することができます。
さらにセカンドビザを取得後に再度「指定の職種及び地域」で6ヶ月以上の就労という条件を満たせばサードビザを取得することができ、最大で3年までビザを延長できるという仕組みです。
ビザを延長するメリットは?
私も実際にファームでの就労を経験しセカンドビザを取得しましたが、ビザを延長することで現地でやりたいことができる時間が増えるので、1年の間にやりたいことを詰める必要がなくなります。
また海外のファームでの就労なども日本ではなかなかできない貴重な経験となるのでオーストラリアならではの仕事を探すのも良いと思います。
もし1年目でセカンドビザを取るか迷っているのであれば選択肢を広げるためにも是非取ることをおすすめします!
どうやってビザ延長の条件を満たせば良いの?
オーストラリア政府が指定しているポストコード(郵便番号)の地域で就労することが条件となっています。
シドニーやメルボルン、ブリスベンなどの主要都市は対象外ですので、調べてみるとわかりますが要は「大都市以外の小さな町」ということです。
主要都市の一つであるケアンズは指定地域になっているのでビザの延長のために行く方も多く見られます。
指定されている職種は農業、漁業、鉱業など様々ですが、なかでもビザ延長のためにファームやファクトリーで働く各国からのワーホリ勢が多いく仕事を見つけやすいため、ワーホリ勢はファームやファクトリーで働いてる人が多いです。
ただ注意してほしいのは、「ビザ延長の対象となる職種は限られている」ということ。
指定地域であればどこでも良いわけではないので働く前に必ずビザ延長の対象であるか確認しておきましょう!
第9位:語学学校にも通える
ワーキングホリデービザでも「語学学校」などの学校に通うことができます。
通常「学校での勉強」を目的とした留学の場合「学生ビザ」を取る必要がありますが、ワーキングホリデービザでも最大4ヶ月までであれば学校に通う資格があります。
ワーホリで語学学校に通う必要はあるの?
私も実際、初めの3ヶ月間語学学校に通いました。
ワーホリの初めに語学学校に通う人は多いですが、そのメリットを以下に挙げます。
・英語のインプット、アウトプットする機会が作れる
・現地のリアルタイムな情報収集ができる
・現地での友達が作れる
・英語での生活に慣れるウォーミングアップができる
・レジュメ(履歴書)の添削や仕事探しを手伝ってくれる場合がある
ワーホリで学校にも通わない場合、現地に着いて数週間は海外でたった一人、いきなり生活をすることになるんですよね。
よっぽどコミュニケーション能力が高くない限りは現地での知り合いもいないのでなかなか英語を話す機会もなく、情報収集にも手こずることが予想されます。
語学学校に通うことで、異なる国から留学やワーホリをしにきた同じ境遇の人と知り合うことができ、英語のスキルを上げるだけでなく情報収集など様々なメリットが得られます。
実際に語学学校に通った感想は?
私も実際に語学学校からワーホリ生活をスタートしたことで、現地での友達が作れて国際交流や情報交換ができたり、英語をとにかく使うのでスピーキングが一気に伸びたりしました。
ただ個人的には3ヶ月は少し長く感じたので、英語にある程度自信がある人であれば1ヶ月程度でも良いと思います!
第8位:6ヶ月以上同じ場所で働ける
オーストラリアのワーホリビザでは、「同一雇用主の元では最長6ヶ月までしか働けない」という決まりがありました。
しかし2024年からワーホリビザの条件が変更され、一定の職種では6ヶ月以上でも同じ場所で続けて働くことができるようになりました。
今までのワーホリ勢たちは最長でも6ヶ月経ったらまた新しい仕事を見つけなければならず、仕事探しに苦戦する人が多くいましたが、今回の変更により仕事を変える必要がなくなったので良い仕事に就いている人にとってはかなりラッキーなお知らせですね!
どの職種だと6ヶ月以上働けるの?
オーストラリア政府が指定している職種の例を挙げると、オーストラリア国内で以下の5つの分野に携わる人は許可なく6ヶ月以上同一雇用主の元で働ける対象になるそうです。
・農業
・健康(医療)
・高齢者介護及び障害者サービス
・育児
・観光とホスピタリティ
セカンドビザやサードビザを取得するために多くのワーホリ勢が働いているファームや、保育や育児の経験がある方がされているオーペアなども対象になるようです。
また、日本人の多くがカフェやレストランなどの接客業でも働いていますがこちらも対象になると記載されています。
他にも詳しく指定されている職種などの情報はオーストラリア政府のホームページに逐一更新されているので、確認してみてくださいね!
第7位:年金の積立が可能
スーパーアニュエーションって何?
オーストラリアには「スーパーアニュエーション(Superannuation)」という年金積立制度があります。
これは退職後に必要な資金を会社が給料に上乗せして積み立ててくれるというオーストラリアの年金制度なのですが、ワーホリビザで働いている人にも適用され、会社が自動的に年金を積み立ててくれます。
このためオーストラリアで働く際には給与を受け取るための銀行口座と、年金用の口座も別途開設する必要があるので注意してくださいね!
帰国したらスーパーは返金が可能!
通常65歳以上でなければこの年金を引き出すことはできませんが、ワーホリビザなど一時的に滞在していた人が完全に帰国する場合、その積み立てた年金の一部を引き出すことができます!
ワーホリビザの場合65%は税金として引かれるので全額ではないですが、1年以上働いていれば結構な額が返ってくると思います。
私も1年半以上現地で働いており、コツコツと年金が貯まっているのを確認しているので、帰国後にはいくらか返ってくるのが楽しみです(笑)
帰国後にすぐ働くことができなくてもある程度の臨時収入が入ってくるのは嬉しいですね!
帰国したら返金手続きを忘れないようにしてくださいね。
第6位:他国のワーホリ勢のコネクションが強い
オーストラリアでワーホリをしていて感じたことは、「日本人のコミュニティが弱い」ということ。
もちろん日本人の中でコミュティがあったり助け合ったりしていることは事実としてあるのですが、他の国のワーホリ勢と仲良くなると仕事や家の情報共有が物凄く強くて圧倒されます。
日本人以外の友達から情報を貰う?
特に私はファームハウスで出会ったタイ人や台湾人の友達と多く知り合ったのですが、ここ1年で働いている会社は全て現地でできた他国の友達が紹介してくれた会社です。
各国ごとにワーホリビザでオーストラリアにいる人向けのグループがいくつかあり、仕事情報等がすぐに共有されているみたいです。
日本人は用心深い人が多いので見ず知らずの人になんでもかんでも情報共有すると言う人は少ないのかもしれないですね。
現地で仕事探しに困っているのであれば、とにかく他の国から来ているワーホリ勢と仲良くなり情報交換をしてみることをおすすめします!
第5位:多種多様なアクセントの英語環境
オーストラリアは移民大国で、色々な国籍の方が生活しています。
それこそワーホリや留学生で一時的に住んでいる外国人も沢山いるので、生活する上で様々なアクセントの英語を聞くことは日常茶飯事です。
特に、職場になると英語はペラペラだけどアクセントのクセが強いという人が沢山います。
そもそも「オーストラリア人が話す英語」も物凄くクセが強く、スラングも多くて初心者には聞き取りづらいです。
海外生活が初めてだった私にとっては、「綺麗な発音の英語」だけがネイティブではないということを知り衝撃を受けました。
それでも聞き取れるネイティブの耳
勿論「英語を勉強して耳を鍛えている人」であればどんなアクセントの英語でも聞き取れると思います。
実際に私がオーストラリア人の知り合いと話した時も、まだ日本語訛りのある私の英語をすんなり聞き取ってくれてビックリしました。
語学学校にいた英語を勉強中の友人には何度も聞き返された経験があったからです。
オーストラリアで生活するにはどんなアクセントの英語でも聞き慣れる必要がありますね!
第4位:グループで行動するのが得策
私はオーストラリアに1人で渡航し、1人で仕事探しをして、1人で海外生活をスタートしました。
日本人だと1人で留学やワーホリへ行く方が圧倒的に多いと思います。
しかしこれが驚くことに他国から来たワーホリ勢は2〜4人くらいのグループ(友達やカップルなど)で行動している人が多いのです。
初めは私も「なぜ海外に来てまで自国の人たちといるのだろう?」と少し疑問が生じましたが仲良くなってみると彼らは「稼ぐ」ことを目的に来ている人が多いのです。
2〜4人で行動するのがおすすめ
「稼ぐ」目的を達成するためには2人以上で行動した方が圧倒的に貯金がしやすくなります。
なぜなら、家賃や食費、車代、ガソリン代など全て割り勘して生活する方がお得だからです。
特に家賃は人数が多いほどお得になる傾向が高いです。
また、グループで行動することで自分が車を運転できなかったとしても車で移動ができ、行動範囲が広がるなどのメリットもあります。
私はワーホリ中に出会った外国人の彼と途中から旅を一緒にしていますが、そのおかげで車で行動できたり、家賃や生活費が圧倒的に安くなったり、良い仕事にありつけたりと良いことばかりです。
第3位:安定して稼ぎたいならファクトリー
ファクトリー出稼ぎは穴場?
オーストラリアのワーホリで出稼ぎと聞くと「ファーム」という声が多いかもしれません。
しかし私は実際の穴場は「ファクトリー」だと思っています。
ファクトリーといってもミートファクトリーやサラダファクトリー、部品工場など様々な種類があります。
しかしそのほとんどで共通していることは一年を通して安定してシフトに入れるということです。
季節労働のファームと異なり、ファクトリーはシーズンなどなく通年仕事があるという会社が多いです。(扱うものにも寄りますが)
私は今サラダファクトリーで働いていますが、大手のスーパーに毎日出荷しているサラダを作っているので365日24時間フル稼働しています。
カジュアルの最低賃金が高い
また、ファクトリーは時給が高い場所が多いです。
特にカジュアルポジションで働ける場合、最低賃金はパートタイムより更に上がるのでたとえフルタイムで入れなくても余裕を持って貯金できるくらいは稼ぐことができます。
単純作業が苦手な方には向いてないかもしれませんが、逆を言えば慣れてしまえば簡単な作業のみなところもファクトリーの良いところだと思います。
慣れてしまえば現地のオーストラリア人と談笑しながらたんたんと仕事をこなすだけで日本の給料の倍くらいは貰えるのです。
向き不向きはもちろんあると思いますが、個人的には貯金するならかなりオススメです。
第2位:車があると選択肢が広がる
私がオーストラリアに来てから「後悔したこと」といえば免許の取得です。
私は日本でも免許を持っていなかったのですが、もし所持しているのであれば国際免許に書き換えてから渡航することを強くおすすめします!
免許があるだけで車で行ける場所の選択肢が増えますし、友達や彼に運転してもらってばかりのワーホリ生活だったのでかなり後悔しています。
仕事探しに有利
日本の何倍もの大陸を持つオーストラリアは、都市部はバスや電車などの交通機関も栄えていますが一歩外に出ると田舎です。
車があると買い物や移動が便利なのは当然、田舎の地域で仕事を探す場合はかなり選択肢が広がります。
セカンドビザ、サードビザが取得できるファームやファクトリーでは車必須という会社が多く、車を持っていなければピックアップ費を払って誰かに送迎してもらうことになります。
車を持っていれば、一つの仕事が終わってまた別の場所に移動する際もどこへでも行けるので移動しやすくて便利です。
中古車がすぐに手に入る
オーストラリアでは新車よりも中古車を買うのが一般的と言われています。
そのためFacebookのマーケットプレイスなどで簡単に中古車を購入することができます。
古い車種が売られていることも多いので、気にしないのであれば格安の値段で購入できますよ。
私は彼と旅をしていて彼は大体$3500(約35万円)で中古の日本車を購入しましたが、問題なくその車で1年ほど旅を続けています。
もしファームやファクトリーで働く予定のある方は車の購入をおすすめします!
第1位:ファームは騙されないよう見極めよう
オーストラリアの「悪徳ファーム」という言葉、聞いたことありますか?
ワーホリでセカンドビザ、サードビザを取得しようとしている方は絶対に聞いたことがあると思います。
オーストラリアのワーホリで「ビザを延長」するためには指定された地域で一定期間を労働をする必要があり、私も数ヶ月間ブルーベリーファームで働いていました。
私がいたブルーベリーファームはインド人経営の大きな農園だったのですが、これがいわゆる悪徳ファームでした。
なにが悪徳なのかというと、最低賃金を下回って雇われていたのです。
歩合制ファームの実態
ファームでフルーツや野菜を収穫する「ピッキング」と呼ばれる仕事では歩合制で給料が支払われる場合が多く、しかし歩合制の場合でも本来ならば最低賃金は保証されることが法律では義務付けられています。
しかし「オーストラリアでビザを延長するため」にファームで働きたいというワーホリ勢は山ほどおり、従ってそんなワーホリ勢を低賃金で雇う悪質なファームがたくさんあることも現状なのです。
ブルーベリーファームの実体験
ファームの仕事自体は、ブルーベリーを木からひたすら摘んでバケツに入れるという簡単な仕事でしたし、一緒に働いている他のワーホリの人は良い人ばかりなこともあり私は数ヶ月そこに滞在していました。
ただ、ピッキングが速く得意な人は最低賃金どころか高時給まで達している人がいるのも現実で、ピッキングが遅かった私は週の家賃をやっと払える程度しか稼ぐ事ができず、得意不得意の差を感じて辛かったです…。
私の場所はまだ働いた分だけ賃金が払われるので良かったものの、更に悪質な会社になると全く賃金が払われなかったり、家だけ紹介されて仕事をもらえなかったりと劣悪な会社があることも現状です。
ファームを探す際は必ずどんな会社できちんと給料が支払われるか、事前に入念に確認してから働き始めましょう!
さいごに
実際にオーストラリアでのワーホリ生活をしている私の経験談をもとに、「オーストラリアワーホリについて知っておくと得することベスト10」を紹介しましたがいかがでしたか?
実際に渡航してみないとわからない問題や制度などもあるので、少しでも参考になる情報があれば嬉しいです。
今後オーストラリアでワーホリをしようと考えている方は、是非渡航前にもう一度チェックして万全な準備を整えてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!